出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…元禄期(1688‐1704)には盛んに行われるようになるが,当時は上衣に小袖を用いた〈壺折仕舞〉や,シテとワキとで演じる例などが多くみられる。〈仕舞〉という語が現在のような内容を意味する例は延宝(1673‐81)ころに見え,同時に〈舞囃子(まいばやし)〉(略式上演形式の一つで囃子を伴い,舞の部分を主とする)を意味する例も多く,まだその用語法が確定していない。舞囃子も江戸初期にその萌芽がみられ,5代将軍徳川綱吉が愛好して自身演じたことから元禄期に盛んとなった。…
…(4)居囃子(いばやし) 同じく座したまま主要部分(主としてクセや舞事を中心にした部分)を奏する。(5)舞囃子(まいばやし) 居囃子とほぼ同じ部分を奏し,シテ1人だけが紋服等で舞う。その部分にワキ,ツレなどの謡があるときは,地謡の1人が代わって謡う。…
※「舞囃子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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