船場村(読み)ふなばむら

日本歴史地名大系 「船場村」の解説

船場村
ふなばむら

[現在地名]日野町舟場ふなば

北東流する日野川左岸の段丘上に開けた村で、集落南北に走る出雲街道沿いに位置する。街道に沿って同川の支流舟場川が南流する。出雲街道を北へ向かうと間地まじ峠を越えて二部にぶ宿(現溝口町)に至り、南は船場渡で日野川を渡り根雨宿に入る。同街道に下安井しもやすい(現江府町)からの日野往来の西岸路が合流する。村名は渡場に由来するといい、かつては中安井村と称したとされる(伯耆志)

船場村
ふなばむら

[現在地名]森町三倉みくら

田能たのう村の北東にあり、ほぼ南流する舟場ふなば沢の上流部に位置する。同沢下流は乙丸おとまる村。豊田とよだ郡に属し、三倉郷一四ヵ村の一。「遠江国風土記伝」によれば旧名久奈場くなばといい、当村と木根柵指きねたなさし村は古くは山名やまな郡に属したとされる。また船場は船戸神の鎮座所と推定され、布奈戸が転じて久奈戸となったのではないかと久奈場村の名の由来が考えられている。正保郷帳には「くなは村」とみえ、永高九四五文、幕府領

船場村
ふなばむら

[現在地名]東海村船場

しん川の北にあり、東は須和間すわま村。村の東には谷津がある。寛永二一年(一六四四)の御知行割郷帳に「舟場村」とみえ、天保郷帳に「船場村」と記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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