良弘(読み)りょうこう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「良弘」の解説

良弘(2) りょうこう

1635-? 江戸時代前期の俳人
寛永12年生まれ。寛文ころから大和(奈良県)俳壇で知られた。晩年の10年間に「俳諧高天鶯(はいかいたかまうぐいす)」「俳諧替狂言」「三番続」「宝の市」の4部の前句付集を編集した。大和出身。本名は平野良弘。別号に不数,鶴寿軒。

良弘(1) りょうこう

1142-? 平安後期-鎌倉時代の僧。
康治(こうじ)元年生まれ。天台宗治承(じしょう)4年権(ごんの)大僧都,安徳天皇護持僧となる。治承・寿永の乱では平氏方につき,元暦(げんりゃく)2年阿波(あわ)(徳島県)に流され,文治(ぶんじ)4年召還された。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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