デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「良海」の解説
良海(1) りょうかい
建久8年生まれ。九条兼実(かねざね)の子。真言宗。元海の法灯をつぎ,元久(げんきゅう)2年(1205)京都醍醐寺(だいごじ)座主(ざす)となった。建保(けんぽ)6年8月29日死去。22歳。通称は太政阿闍梨(あじゃり)。
良海(2) りょうかい
和泉(いずみ)(大阪府)高野山丹生神社領近木荘の雑掌(ざっしょう)。正安(しょうあん)2年(1300)麻生西入らが乱入し無法をはたらいたため悪党交名(きょうみょう)をつくり,六波羅(ろくはら)にうったえた。