けい‐がい【荊芥】
〘名〙
シソ科の
一年草。中国北部
原産で、
薬草として栽培される。茎は稜があり直立し高さ八〇センチメートルぐらいになる。全体に
短毛を生じ、強い香りがある。葉は
羽状に深裂する。各裂片は長さ一・五~二センチメートルの長楕円形。夏、枝先に、小さな
淡紅色の
唇形花を
層状に多数密につける。
漢方では全草を乾燥させて、
風邪、
頭痛、腫
(は)れ物などに用いる。
漢名、荊芥。ありたそう。〔
伊呂波字類抄(
鎌倉)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
デジタル大辞泉
「荊芥」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
けいがい【荊芥】
漢方薬に用いる生薬(しょうやく)の一つ。シソ科ケイガイの開花時の全草を乾燥したもの。中国北部が原産。発汗、解熱、解毒、消炎、血行促進などの作用がある。慢性鼻炎、慢性扁桃(へんとう)炎に効く荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)、化膿(かのう)性の腫(は)れ物および湿疹(しっしん)、じんましんに効く十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)、風邪(かぜ)による頭痛、血の道(みち)症に効く川芎茶調散(せんきゅうちゃちょうさん)などに含まれる。
出典 講談社漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典について 情報
荊芥 (ケイガイ)
学名:Schizonepeta tenuifolia var.japonica
植物。シソ科の一年草,薬用植物
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報