荒節(読み)アラブシ

デジタル大辞泉 「荒節」の意味・読み・例文・類語

あら‐ぶし【荒節】

《「あらふし」とも》カツオ本節亀節を煮たあと、いぶして寝かせるという作業を繰り返したもの。煮熟しゃじゅくによってたんぱく質を凝固させ、煙でいぶすことで雑菌侵入を防ぐ。黒くタールで覆われた表面を削り落としてから、削り節にしたり、かび付けした鰹節材料として用いる。→鰹節補説

あら‐よ【荒節】

はらえの式の節折よおりの儀で、天皇身長を測る竹の一。⇔和節にこよ

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関連語 和節 名詞

精選版 日本国語大辞典 「荒節」の意味・読み・例文・類語

あら‐よ【荒節】

  1. 〘 名詞 〙(はら)えの式、節折(よおり)の儀などの時、天皇の身長をはかる竹の一つ。⇔和節(にこよ)

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世界大百科事典(旧版)内の荒節の言及

【鰹節】より

…これは放冷することによって節の内部から徐々ににじみでてくる水分をゆっくり除くためである。焙乾を終わったものは〈荒節〉または〈鬼節〉とよばれ,表面は粗く,黒褐色に焼けている。荒節は数日太陽に当てて乾かす。…

※「荒節」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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