天皇、皇后、東宮の背丈を竹の枝で測り、穢(けがれ)を祓(はら)う儀式。6月、12月の晦日(みそか)、大祓(おおはらえ)ののちに行う。「よ」は竹の節を意味し、中臣(なかとみ)の女(むすめ)が荒世(あらよ)・和世(にぎよ)の竹の枝を用いて身長を測り、その寸法にあわせて竹を切ることから節折という。天皇は宮主(みやぬし)(神主)による祓を行われ、その竹を河に流す。身長は五度によって測られる。まず身長。ついで両肩より足、左右の手。胸から指先。腰から足指。膝(ひざ)から足、までの五度である。平安時代中期より始まり、応仁(おうにん)の乱(1467~77)で中絶、1871年(明治4)に復興した。
[山中 裕]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報