菊の間(読み)キクノマ

デジタル大辞泉 「菊の間」の意味・読み・例文・類語

きく‐の‐ま【菊の間】

江戸城本丸表座敷の一。3万石以下の譜代大名大番書院番小姓組番の各頭などの詰め所ふすまに菊が描かれていた。

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精選版 日本国語大辞典 「菊の間」の意味・読み・例文・類語

きく【菊】 の 間(ま)

  1. ふすまに菊の絵を描いた部屋を一般にいう。京都の西本願寺白書院のもの、二条城黒書院のもの、京都御所御学問所(おがくもんじょ)一間、江戸城中の表座敷の一つ(三万石以下の譜代大名、詰衆嫡子大番頭などの詰所)など。
    1. [初出の実例]「菊の間をから辨当に昼ね哉〈沾洲〉」(出典:俳諧・類柑子(1707)中)

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