菊池章子(読み)キクチ アキコ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「菊池章子」の解説

菊池 章子
キクチ アキコ


職業
歌手

本名
菊池 郁子

生年月日
大正13年 1月28日

出生地
東京・本郷

学歴
日本歌謡学院卒

経歴
幼少から錦心流琵琶でノドを鍛え、作曲家・大村能章に師事。昭和14年コロムビアから「お嫁に行くなら」でデビュー、戦時中は愛国調の歌を歌う。22年テイチクへ移籍、引揚者の悲哀を歌った「星の流れに」が大ヒット、“こんな女に誰がした”という歌詞は流行語にもなった。29年帰らぬ息子を待つため、舞鶴港に通いつめた母の実話を元にした「岸壁の母」で母もの演歌歌い手として人気を不動のものに。30年代は一時歌から遠ざかったが、42年に復帰。60年には中国孤児の心境を歌った「きずな」、平成2年「白鷺の湖」を発表。他の代表曲に「愛馬花嫁」「湖畔乙女」「母紅梅の唄」「春の舞妓」などがある。

受賞
勲四等瑞宝章〔平成12年〕 日本レコード大賞(20周年記念顕彰 第20回)〔昭和53年〕,日本演歌大賞(演歌功労賞 第10回)〔昭和59年〕,日本レコード大賞(功労賞 第29回)〔昭和62年〕,文化庁長官賞〔平成9年〕,日本レコード大賞(特別功労賞 第44回)〔平成14年〕

没年月日
平成14年 4月7日 (2002年)

家族
元夫=大久保 徳二郎(ジャズ奏者),妹=多摩 幸子(元女優),孫=菊池 一仁(作曲家)

伝記
惜別―忘れ得ぬ人たち 朝日新聞東京本社企画報道部 編(発行元 主婦の友社 ’03発行)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「菊池章子」の解説

菊池 章子
キクチ アキコ

昭和・平成期の歌手



生年
大正13(1924)年1月28日

没年
平成14(2002)年4月7日

出生地
東京・本郷

本名
菊池 郁子

学歴〔年〕
日本歌謡学院卒

主な受賞名〔年〕
日本レコード大賞(20周年記念顕彰 第20回)〔昭和53年〕,日本演歌大賞(演歌功労賞 第10回)〔昭和59年〕,日本レコード大賞(功労賞 第29回)〔昭和62年〕,文化庁長官賞〔平成9年〕,勲四等瑞宝章〔平成12年〕,日本レコード大賞(特別功労賞 第44回)〔平成14年〕

経歴
幼少から錦心流琵琶でノドを鍛え、作曲家・大村能章に師事。昭和14年コロムビアから「お嫁に行くなら」でデビュー、戦時中は愛国調の歌を歌う。22年テイチクへ移籍、引揚者の悲哀を歌った「星の流れに」が大ヒット、“こんな女に誰がした”という歌詞は流行語にもなった。29年帰らぬ息子を待つため、舞鶴港に通いつめた母の実話を元にした「岸壁の母」で母もの演歌の歌い手として人気を不動のものに。30年代は一時歌から遠ざかったが、42年に復帰。60年には中国孤児の心境を歌った「きずな」、平成2年「白鷺の湖」を発表。他の代表曲に「愛馬花嫁」「湖畔の乙女」「母紅梅の唄」「春の舞妓」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「菊池章子」の解説

菊池章子 きくち-あきこ

1924-2002 昭和-平成時代の歌手。
大正13年1月28日生まれ。昭和12年コロムビアに入社。21年テイチクにうつり,翌年「星の流れに」をうたい爆発的人気をえる。29年「岸壁の母」が大ヒット,社会派歌手とよばれた。一時引退したが,60年「きずな」,平成2年「白鷺の湖」を発表。平成14年4月7日死去。78歳。東京出身。本名は郁子。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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