桑門(読み)ソウモン

デジタル大辞泉 「桑門」の意味・読み・例文・類語

そう‐もん〔サウ‐〕【桑門】

《〈梵〉śramaṇaの訳》出家して修行する人。僧侶沙門しゃもん
[類語]落飾落髪出家僧侶坊主坊さん御坊お寺様僧家沙門法師比丘僧徒和尚住職住持方丈入道雲水旅僧乞士

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精選版 日本国語大辞典 「桑門」の意味・読み・例文・類語

そう‐もんサウ‥【桑門】

  1. 〘 名詞 〙 僧侶のこと。世捨人。沙門。くわのかど。
    1. [初出の実例]「貌似桑門。情挟姧盗」(出典続日本紀‐養老元年(717)四月壬辰)
    2. 「やよひのつごもりごろ、桑門の蓮胤、外山の菴(いほり)にして、これをしるす」(出典:方丈記(1212))
    3. [その他の文献]〔後漢書‐楚王英〕

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普及版 字通 「桑門」の読み・字形・画数・意味

【桑門】そう(さう)もん

僧。〔魏書、釈老志〕の其のする、則ち鬚髮を剃し、~律度(したが)ひ、相ひ與(とも)に和居し、治心修淨、行乞して以て自ら給す。之れを沙門と謂ひ、或いは桑門と曰ふ。亦た聲相ひし。べて之れをと謂ふ。皆胡言なり。

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世界大百科事典(旧版)内の桑門の言及

【僧】より

…厳密には,得度した者が僧,具足戒を受けた者は大僧,出家して得度にいたらぬ有髪の修行者は童行,行者といった。僧は別に比丘,桑門,沙門,和尚,道人などさまざまによばれる。 中国に仏教が初めて伝来した漢代では,出家するのはほとんど渡来の外国人とその子孫であって,漢人の出家はまれであった。…

※「桑門」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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