蓮華院(読み)レンゲイン

デジタル大辞泉 「蓮華院」の意味・読み・例文・類語

れんげ‐いん〔‐ヰン〕【蓮華院】

上品蓮台寺じょうぼんれんだいじ

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精選版 日本国語大辞典 「蓮華院」の意味・読み・例文・類語

れんげ‐いん‥ヰン【蓮華院】

  1. 京都市北区十二坊町にある上品蓮台寺(じょうぼんれんだいじ)別称

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日本歴史地名大系 「蓮華院」の解説

蓮花院
れんげいん

[現在地名]高野町高野山

金剛峯こんごうぶ寺の東にある準別格本山で、本尊阿弥陀如来。古くは聖方の一院で五之室ごのむろ谷の現在なん院のある地に位置し、江戸時代は大徳だいとく院と号した。寿永二年(一一八三)三月快仙の開基と伝えるが(「高野伽藍院跡考」ほか)、寺伝は空海の開基とする。もと大伝法だいでんぼう院学頭の俊晴上座の住房であったが、伝法院根来ねごろ(現和歌山県岩出町)下山ののち、五之室谷時宗聖の庵となっていた(高野伽藍院跡考)


蓮華院
れんげいん

[現在地名]倉淵村水沼 中郷

からす川右岸にある。真言宗豊山派に属し、山号は流水山。本尊は阿弥陀如来。文和二年(一三五三)下後閑北野しもごかんきたの(現安中市)開山元俊上人の建立と伝え、江戸時代には同寺末であった。

水沼流水山古布明神縁起(戸塚家蔵)によれば、天長二年(八二五)頃、三野倉さんのくらの北に沼ができ、五色の水が人馬などをことごとく滅ぼした。これは信州戸隠山の鬼と丸嶽(角落山)天狗仕業であるとの占いにより、朝廷は円仁に千手観音を本尊として普門品一千巻を読誦させるなどし、水沼の怪も消滅したという。

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