( 1 )挙例の「曾丹集」によって、朝の菜として食したことがわかる。ただし、この詞書には「三月終」とある。
( 2 )「万葉集」には見えず、八代集でも「拾遺集‐雑春」の「雪を薄み垣根に摘めるからなづななづさはまくのほしききみ哉〈藤原長能〉」の一首が見えるだけであるが、これは「なづさふ」を導き出す序詞なので、平安前期は和歌の景物、春の七草という意識はなかったらしい。
( 3 )その後、和歌に用いられる時は「摘む」物として取り上げられ、平安後期になって「君がため夜ごしにつめるなな草のなつなの花を見て忍びませ」〔散木奇歌集‐春〕のように、七草の一つと考えるようになったらしい。
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...
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