鎌倉中期の歌人。為家の三男、母は宇都宮頼綱(よりつな)の女(むすめ)。京極(きょうごく)、また毘沙門堂(びしゃもんどう)と称する。右兵衛督(うひょうえのかみ)、従(じゅ)二位。『続後撰(しょくごせん)集』以下の勅撰歌人。兄為氏と不和で、その撰になる『続拾遺(しょくしゅうい)集』に子女、為兼・為子の入集(にっしゅう)数が少ないのを不満として亀山(かめやま)院に申状を奉ったが却下され、兄を恨んで「限りある命を人にいそがれて見ぬ世の後をかねて知りぬる」と詠じ、弘安(こうあん)2年5月24日没。二条、京極両家の対立の原因をつくった人物である。歌風は後の京極派の萌芽(ほうが)を示す。
露ふかき庭の浅茅(あさぢ)に風すぎて名残(なごり)涼しき夕立の空
[岩佐美代子]
東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...
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