精選版 日本国語大辞典 「白神山地」の意味・読み・例文・類語
しらかみ‐さんち【白神山地】
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
青森・秋田県境の西部に広がる山地で,出羽山地を構成する五つの地塊山地のうち,最北端に位置する。北は岩木川水系上流諸河川ならびに中村川,赤石川,追良瀬(おいらせ)川などにより,また南は米代川水系諸河川により,それぞれ深く刻まれて起伏量の大きな壮年山地となっている。河川は断層線にほぼ沿って流れ,北西部では南北方向に深い谷が発達,南部では北東~南西および北西~南東に格子状に走る断層線に沿って谷が形成されている。大部分が新第三系中新統の凝灰岩,砂岩などからなる。最高峰向白神(むかいしらかみ)岳(1250m)のほか白神岳,田代岳,駒ヶ岳,二ッ森,陣場岳など,標高1000~1200mの山峰がほぼ東西方向の主稜線をかたちづくる。奥羽本線がトンネルで県境を越える矢立峠から日本海に面する海食崖まで,東西約60km,南北最大約40kmに及ぶこの山地は,南北方向の交通の大きな障害となっている。1982年から山地を越え青森県側と秋田県側を結ぶ青秋林道の建設が進められた。一方,一帯は日本最大のブナ原生林でもあり,その保全のための運動も活発である。1993年,世界自然遺産に登録された。また山地南部の秋田県側は秋田杉の産地としても知られる。
執筆者:中村 嘉男
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
青森県と秋田県の境界にある山地。出羽山地(でわさんち)の北部にあたり、米代川(よねしろがわ)によって出羽山地の主要部とは分断されている。また岩木川水系湯の沢川以東の部分は大鰐山地(おおわにさんち)とよぶ。山地の大部分は新第三紀層からなるが、一部には古生層や花崗(かこう)岩、石英安山岩もみられる。主要部は起伏量600メートル以上の大起伏山地で、向(むかい)白神岳(1250メートル)、白神岳(1235メートル)などがある。なお、白神山地は世界遺産条約に基づき、1993年(平成5)自然遺産リストに登録された(世界自然遺産)。
[横山 弘]
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域遺産」事典 日本の地域遺産について 情報
出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報
《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...
3/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
2/13 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
1/12 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
12/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/10 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新