デジタル大辞泉 「表立つ」の意味・読み・例文・類語 おもて‐だ・つ【表立つ】 [動タ五(四)]1 表面にはっきりと現れる。世間に広く知れる。「―・たないように動く」2 正式なこととする。改まった形をとる。「この件で―・った反応はない」3 裁判ざたになる。表ざたになる。「話し合いがこじれて、とうとう―・ってしまった」[類語]ばれる・発覚・露見・露呈・表面化・表沙汰・顔に出る・現れる・足が付く・馬脚をあらわす・尻尾を出す・尻が割れる・めっきが剝げる・ぼろを出す・化けの皮をあらわす・化けの皮を剝がす・地金を出す 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「表立つ」の意味・読み・例文・類語 おもて‐だ・つ【表立】 [ 1 ] 〘 自動詞 タ行五(四) 〙① 事が表面に現われて、人目にそれとわかるようになる。表面化する。[初出の実例]「ヲモテヲ スル。または、vomotedatte(ヲモテダッテ) スル」(出典:日葡辞書(1603‐04))「吾らの日常生活に表だって安っぽく必要とされる事を」(出典:竹沢先生と云ふ人(1924‐25)〈長与善郎〉竹沢先生と虚空)② 中心となる。代表する。おもだつ。[初出の実例]「四方のおもてだった国郡の守護になるぞ」(出典:玉塵抄(1563)一九)③ 正式なことである。あらたまっている。[初出の実例]「殿様の御慈悲にて科を許され其上に、おもてだって夫婦になされ」(出典:浄瑠璃・丹波与作待夜の小室節(1707頃)道中双六)④ 表沙汰になる。訴訟事となる。[初出の実例]「『ムム、大切な家の重宝』『衒取(かたりと)られたと有ってはお家の破滅』『表立れぬ御詮義なれば』」(出典:歌舞伎・韓人漢文手管始(唐人殺し)(1789)一)[ 2 ] 〘 他動詞 タ行下二段活用 〙 ⇒おもてだてる(表立) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例