裏窓(読み)ウラマド

  • Rear Window

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アメリカ映画。1954年作品。監督アルフレッド・ヒッチコック。報道写真家のジェフ(ジェームズ・スチュアート)は取材中の事故で足を骨折して車椅子(いす)から動けない。部屋の向かい側のアパートの窓には寝たきりの女性。世話をする中年の夫にいつも当たり散らしている。ところがある日彼女の姿が消えていた。カメラマンという職業柄、ジェフはそこに犯罪の臭いを嗅(か)ぎつける。恋人のリサ(グレース・ケリー)と出入りの看護師もしだいに興味をもち始めた。窓の中の出来事を、カメラのファインダー(=フレーム)を通してのぞく主人公を、さらに観客がスクリーンを通して見るという趣向を利用して、他人の私生活への過剰な関心という社会風潮を取り上げた、アルフレッド・ヒッチコック監督円熟期の傑作。原作はウィリアム・アイリッシュの同名の短編。

[出口丈人]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 家の裏がわにある窓。
※俳諧・文政句帖‐五年(1822)七月「うら窓に露の玉ちるひびき哉」

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