20世紀日本人名事典 「西村陽吉」の解説 西村 陽吉ニシムラ ヨウキチ 大正・昭和期の歌人 生年明治25(1892)年4月9日 没年昭和34(1959)年3月22日 出生地東京・本所相生町 本名西村 辰五郎 学歴〔年〕高等小学校卒 経歴日本橋東雲堂書店に勤務し、のち養子となる。牧水「別離」、啄木「一握の砂」など明治期大正期に詩歌の多くの本を出版。また「生活と芸術」に短歌を発表、社会主義思想に基づく生活派短歌の歌人として知られた。「都市居住者」「街路樹」など6冊の歌集があり、他に評論集「新社会の芸術」がある。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「西村陽吉」の意味・わかりやすい解説 西村陽吉にしむらようきち(1892―1959) 歌人。東京生まれ。本名辰五郎。『創作』『朱欒(ざんぼあ)』『生活と芸術』を発行する東雲堂書店の養子となり、詩人・歌人と交流。土岐哀果(ときあいか)(善麿(ぜんまろ))の『生活と芸術』に参画する。大正期、社会主義的・生活派的な傾向をもつ歌誌を次々と出し、のち口語短歌に移行して、口語歌誌『芸術と自由』を創刊する(1925)。歌集に三行書きの処女歌集『都市居住者』(1916)ほかがあり、評論家としても活躍、昭和初期アナーキズム短歌の提唱をした。 朝の街にすでに並んで元気よく路を掘つてる無産者の群れ[岩田 正] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「西村陽吉」の解説 西村陽吉 にしむら-ようきち 1892-1959 大正-昭和時代の歌人。明治25年4月9日生まれ。東京の東雲堂(しののめどう)書店の養子となり,石川啄木(たくぼく)「一握の砂」,斎藤茂吉「赤光」などの詩歌集を出版。自身も土岐善麿(ぜんまろ)らの影響で生活派的な歌をつくった。昭和34年3月22日死去。66歳。東京出身。旧姓は江原。本名は辰五郎。歌集に「都市居住者」「街路樹」など。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by
367日誕生日大事典 「西村陽吉」の解説 西村 陽吉 (にしむら ようきち) 生年月日:1892年4月9日大正時代;昭和時代の歌人1959年没 出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報 Sponserd by