覇王(読み)ハオウ

デジタル大辞泉 「覇王」の意味・読み・例文・類語

は‐おう〔‐ワウ〕【覇王】

覇者王者覇道王道
武力諸侯を統御して天下を治める者。
[補説]作品名別項。→覇王

はおう【覇王】[叙事詩劇]

原題The Dynastsハーディによる、ナポレオン戦争主題とした叙事詩劇。全3部からなり、それぞれ1903年、1906年、1908年に発表

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精選版 日本国語大辞典 「覇王」の意味・読み・例文・類語

は‐おう‥ワウ【覇王】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙
    1. 覇者と王者。覇道と王道。王覇。比喩的に、ある分野ですぐれたものや勢力のあるものもいう。
      1. [初出の実例]「前横綱の犬豪常陸山が〈略〉現代相撲界の覇王(ハワウ)として時めいてゐる」(出典:相撲講話(1919)〈日本青年教育会〉新弟子の養成)
    2. 諸侯を統御して天下を治める者。覇者の長。
      1. [初出の実例]「覇王(ハわう)諸侯を集て牲(いけにへ)を殺し血を啜て弐(ふたごこ)ろ無らん事を盟ふ」(出典:太平記(14C後)九)
      2. [その他の文献]〔礼記‐経解〕
  2. [ 2 ] ( 原題[英語] The Dynasts ) 詩劇。トマス=ハーディ作。三部一九幕一三〇場。一九〇八年完成。覇業をめざすナポレオンと各国の皇帝、将軍らをからませ、悲惨な戦争と没落する英雄の末路を描いた大作

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普及版 字通 「覇王」の読み・字形・画数・意味

【覇王】はおう(わう)

覇者として天下を支配する。〔史記、項羽紀論賛〕然れども尺寸るに非ず、勢ひに乘じて畝(ろうほ)の中にり、三年にしてに五侯を將(ひき)ゐて秦を滅ぼし、天下を裂して王侯を封じ、より出で、號して王と爲す。

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