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見島牛 みしまうし

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

見島牛
みしまうし

日本海の孤島,山口県見島にいる和牛天然記念物。他品種との交配を禁じられている。和牛のうち昔の様相を現在でもよく伝えている。晩熟で体格は小型,毛色は黒が多い。和牛の起源は朝鮮牛をもとに,インド牛の血液が入ったものと思われているが,明治以降,牛肉の消費量が増加して改良を要求され,外国種などが交配されたため,ほかに昔の和牛の面影を残しているものがなくなっている。

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デジタル大辞泉の解説

みしま‐うし【見島牛】

山口県萩市見島で飼育される日本古来の小型牛。毛色は黒褐色雌雄とも角がある。体高約1~1.2メートル、体重約250~320キログラム。性質は温順。室町時代農耕・運搬用の役牛として利用されていた記録が残る。見島が離島であったため外国種と交配することなく、純粋な和牛として今日まで残った。昭和3年(1928)国の天然記念物に指定。
[補説]年間十数頭の雄が食用として出荷される。肉質は良く、脂肪交雑が多く筋線維が細かい上質な霜降り肉が得られる。見島牛の雄とホルスタイン種の雌の一代雑種が「見蘭牛」の名前で生産されている。

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大辞林 第三版の解説

みしまうし【見島牛】

ウシの一品種。山口県の見島に産する和牛。やや小形で体高1.1メートルほど。ウシが日本へ初めて渡来した頃の面影を残しているという。天然記念物。

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世界大百科事典内の見島牛の言及

【和牛】より

…かつては水田での役利用も兼ねた兼用種であったが,最近では肉専用種へと改良方針が変えられた。基礎となった日本の在来種としては,山口県の萩市の西の海上にある見島に産する見島牛が現存し,天然記念物に指定されている。見島牛は黒色の小型の牛で,体型は前軀(ぜんく)が勝っていて性質は温順,もっぱら農耕,駄載に利用されている。…

※「見島牛」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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