普及版 字通 「謗」の読み・字形・画数・意味
謗
17画
[字訓] そしる
[説文解字]
[字形] 形声
声符は旁(ぼう)。旁に旁側、また、ひろく他に及ぼす意がある。〔説文〕三上に「毀(そし)るなり」と訓し、悪言の意とする。〔国語、周語上〕「國人、王を謗る」、〔呂覧、達鬱〕「國人皆謗る」のように、ひろく世間の批判を受ける意に用いる。〔左伝、成十八年〕「民に謗言無し」のように、もと政治への批判を意味する語であった。〔玉〕に「毀(そし)るなり、誹(そし)るなり、他人に對して其の惡を(い)ふなり」とするが、「(うら)む」の意がある。
[訓義]
1. そしる、うらみそしる、上の者をうらむ。
2. 人をにくみそしる、のろいそしる。
3. 人の過失をいいとがめる。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕謗 ソシル・アザムク 〔字鏡集〕謗 ソシル・アザムク・ムカフ
[熟語]
謗怨▶・謗毀▶・謗▶・謗議▶・謗言▶・謗語▶・謗▶・謗讒▶・謗嗤▶・謗▶・謗書▶・謗傷▶・謗誦▶・謗辱▶・謗声▶・謗沮▶・謗詛▶・謗▶・謗詆▶・謗▶・謗罵▶・謗排▶・謗木▶・謗誉▶・謗論▶
[下接語]
怨謗・謗・掩謗・監謗・毀謗・謗・群謗・興謗・猜謗・罪謗・讒謗・止謗・謗・造謗・謗・騰謗・謗・非謗・飛謗・被謗・誹謗・弭謗・誣謗・謗
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報