コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

豊明絵草紙 とよのあかりえぞうし

2件 の用語解説(豊明絵草紙の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

豊明絵草紙
とよのあかりえぞうし

『豊明絵巻』ともいう。鎌倉時代の絵巻。最愛の妻と死別した中納言が現世の無常さを悟り,世を捨て仏道に入り念仏往生をとげたという教誡的な物語を描く。 13世紀末~14世紀初期の作。紙本白描,1巻。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

豊明絵草紙
とよのあかりえそうし

鎌倉後期の絵巻。一巻。東京・前田育徳会蔵。「豊明絵巻」ともいう。出典、内容が不明のため、詞書(ことばがき)冒頭の「豊明のよなよなは……」によって題名がつけられ、通称されている。若くして中納言(ちゅうなごん)、左大将となり、楊貴妃(ようきひ)のような美人を妻に迎え、3人の子供をもうけて幸福な生活を送る主人公が、妻の病死に遭遇して世のはかなさを悟り、仏道に帰依(きえ)、自らも往生を遂げる話が描かれる。絵は墨を主とした白描(はくびょう)画で、当時流行した白描物語絵の典型的作例である。詞書の文体が後深草(ごふかくさ)院二条の日記『問はず語り』のそれに近似し、詞・絵とも彼女の作、あるいはその影響作と推定されている。[村重 寧]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

豊明絵草紙の関連キーワード絵巻西行物語絵巻随身庭騎絵巻馬医草紙枕草子絵巻絵巻物縁起絵巻十二因縁絵巻海田相保稚児草紙

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone