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山上憶良(やまのうえのおくら)作の長歌およびその反歌。「万葉集」巻5所収。憶良晩年の731~733年(天平3~5)頃の成立か。粗末な廬(いお),すなわち竪穴住居に住む貧しい農民の姿と,苛酷な徴税を行う里長(りちょう)のようすをうたったものとして知られる。筑前守として憶良が実際に見聞した農民の姿を描いたというよりは,遣唐使時代などに学んだ中国詩文の影響を強くうけて作られたものとする見方が有力である。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
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…そのスタイルによって造型される形象がまた宮廷風な美とは異なり,逆説的な美を指向するものであって,貧窮や老醜の無惨,死児哀傷の惑乱,愛別離の悲哀など前後に比類のない感動的なイメージを歌い上げている。〈わくらばに人とは在るを 人並に我もなれるを〉(〈貧窮問答歌〉)という訴えは,おそらく《涅槃経(ねはんぎよう)》にいわゆる六難値遇(ろくなんちぐ)の〈人身は得難く,諸根は具し難し〉を踏まえたもので,そこには,人間としてこの世に生きて在ることの,王侯巨富と貧窮のわかちもない尊貴と平等の主張があると認められ,倫理思想史上にも注目すべきものがあると思われる。〈銀(しろかね)も金(くがね)も玉も何せむにまされる宝子に及(し)かめやも〉〈世間(よのなか)を憂しと恥(やさ)しと思へども飛び立ちかねつ鳥にしあらねば〉(巻五)。…
※「貧窮問答歌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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