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費用便益分析 ひようべんえきぶんせきcost-benefit analysis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

費用便益分析
ひようべんえきぶんせき
cost-benefit analysis

効率的な公共支出の決定を導くことを目的とする分析手法で,PPBSにおいて用いられる手法の一つ。公共プロジェクトに要する費用およびそのプロジェクトから得られる便益をともに貨幣タームで推計し,その算定結果によりプロジェクト実施の可否,規模,また限られた公共資金のプロジェクト間への配分などを決める。費用や便益が異時点間にわたって発生するような投資プロジェクトの場合には,社会的割引率による費用,便益の現在価値計算が行われるが,このような応用は公共投資基準といわれる。ダム,ハイウェー,教育などの公共支出領域で実際に用いられているが,公共財には国防,司法をはじめとして便益を貨幣タームで推計することが困難な場合がある。また消費者余剰という概念による便益分析も,理論的には貨幣の限界効用が一定で,それぞれの財の市場を独立に分析する部分均衡分析でのみ有効であるという問題があるが,効率性の指針として重要な役割を果している。

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デジタル大辞泉の解説

ひようべんえき‐ぶんせき【費用便益分析】

主として公共投資計画について、その計画を実施すべきか否かの判断や代案間の比較評価のために適用される分析手法。実施主体以外のところで発生する社会的費用・便益についても考慮される。コストベネフィット分析

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大辞林 第三版の解説

ひようべんえきぶんせき【費用便益分析】

ある事業の目的を達成するための諸案の採否決定にあたり、費用とそれによって得られる便益を評価し比較すること。 → 費用効果分析

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