赤髭(読み)アカヒゲ

デジタル大辞泉 「赤髭」の意味・読み・例文・類語

あか‐ひげ【赤×髭/赤×鬚】

赤や茶色ひげ。また、そのひげの人。
欧米人をいう俗語
ヒタキ科ノゴマ属の鳥。全長14センチくらい。背面赤褐色で、雄は腹が白色のどが黒い。習性や鳴き声はコマドリに似る。薩南諸島琉球諸島分布天然記念物

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精選版 日本国語大辞典 「赤髭」の意味・読み・例文・類語

あか‐ひげ【赤髭】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 赤い色のひげ。また、ひげの色の赤いこと。
    1. [初出の実例]「長(たけ)すはやかにて、少し赤鬚なる有けり」(出典:今昔物語集(1120頃か)二九)
  3. ( 赤いひげのある人の意から ) 欧米人をいう俗語。
    1. [初出の実例]「わしが娘を附けつ廻しつするさうだが、赤髭なら金になるが、赤頭のこなたなどは」(出典:歌舞伎・昔噺額面戯(額抜け)(1879))
  4. ツグミ科の鳥。全長約一四センチメートル。雄は上面が橙赤色、のど、胸が黒く、腹部は白色。雌は上面が赤褐色で下面は白い。薩南諸島、沖縄列島にのみ分布し、体形、鳴き声、習性などはコマドリに似ている。りゅうきゅうごま。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「アカヒゲ同断 一名琉球駒和俗『カラコマ』と呼ふ」(出典:風俗画報‐二一六号(1900)動植門)

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