踊口説(読み)おどりくどき

  • おどりくどき をどり‥

世界大百科事典 第2版の解説

民謡においては長編の叙事的な歌を〈口説〉というが,盆踊歌として用いられることが多く,この場合は〈踊口説〉とよばれる。謡曲や平曲,義太夫節などにも〈クドキ〉と呼ばれる部分があるが,民謡の口説の叙事的な歌詞は,門付の芸能者の伝えた〈語り物〉の系譜である。盆踊の場合は主として音頭取演し,踊手ははやしことばを唱和する形式で語られる。《河内(かわち)音頭》《江州(ごうしゆう)音頭》など〈何々音頭〉という曲目名でよばれることが多く,《八木節》も音頭取中心の演唱形式で,前記2曲とともに踊口説の代表的なものである。

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 盆踊りに用いられる歌で、歌詞が物語になっているもの。戦国時代の木遣口説(きやりくどき)から生まれた。
※歌謡・万歳躍(1660)「友甫流(いうほりう)(ヲドリ)くどき」
※歌舞妓年代記(1811‐15)三「三絃(さみせん)ひいて踊(オドリ)くどきのたて有り」

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世界大百科事典内の踊口説の言及

【クドキ(口説)】より

…長編の歌物語で,盲法師,瞽女(ごぜ)などの芸能者によって広まり,歌念仏,門(かど)説経などの流行にともなって発達,桃山時代の〈くどき木遣(きや)り〉をはじめ多くの種類が生まれた。江戸時代には,盆踊などに用いる〈踊口説(おどりくどき)〉や,心中などのニュース事件をうたった越後の〈心中くどき〉など各種の〈口説節〉が流行している。【松井 俊諭】。…

※「踊口説」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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