辰蔵(1)(読み)たつぞう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「辰蔵(1)」の解説

辰蔵(1) たつぞう

?-1827 江戸時代後期の研ぎ師。
近江(おうみ)(滋賀県)膳所(ぜぜ)で研ぎ職人となる。文政6年膳所藩士平井市郎次をきり殺して逃亡したが,10年閏(うるう)6月12日市郎次の弟の外記(げき)と九市に郷里讃岐(さぬき)(香川県)で討たれた。のち歌舞伎や戯曲に「研辰物(とぎたつもの)」として脚色された。研屋辰蔵ともいう。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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