連続テレビ小説(読み)れんぞくてれびしょうせつ

知恵蔵の解説

連続テレビ小説

NHKが朝の時間帯にテレビ放映している帯ドラマ。「朝ドラ」の愛称で親しまれている。
第1作は、1961年4月から1年間放送された「娘と私」で、2013年4月から放映中の「あまちゃん」は第88作。第2作以降、月曜から土曜までの週6日、NHK総合で午前8時台の15分番組として放送されている他、近年はBSプレミアムでも時間を変えて放送されている。初期には1年1作だったが、第15作以降は原則として半年に1作、東京と大阪で交互に制作されている。ヒロイン女性の「一代記もの」というスタイルは、第6作の「おはなはん」(1966年)以降に確立したとされている。
朝の忙しい時間帯に主婦層に見てもらえるよう、画面を見なくても音声だけで話の筋がわかるように語りを入れるなど、演出方法にも工夫がなされている。視聴者の反応を見ながら脚本を変えることもあるといい、「純ちゃんの応援歌」(第41作)の山口智子、「ひまわり」(第54作)の松嶋菜々子、「あすか」(第61作)の竹内結子など、ヒロインを演じたのをきっかけに飛躍した新人・若手女優も少なくない。
1年間にわたって放送された第31作の「おしん」(83年)は、平均52.6%、最高62.9%というテレビドラマ史上最高の世帯視聴率を記録し(ビデオリサーチのウェブサイトより許諾を得て引用、関東地区)、60を超える国と地域で放送されて海外でも評判になった。近年では、第82作の「ゲゲゲの女房」(2010年)から、「ゲゲゲの」が「ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞となっており、東北・北三陸が舞台の「あまちゃん」でも、劇中で頻繁に使われる方言「じぇじぇ」が早速注目を集めている。

(原田英美  ライター / 2013年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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