過期妊娠(読み)カキニンシン(その他表記)Post-term Pregnancy

家庭医学館 「過期妊娠」の解説

かきにんしん【過期妊娠 Post-term Pregnancy】

[どんな病気か]
 妊娠期間が42週以上になっても分娩(ぶんべん)にいたらないものを、過期妊娠といいます。
 過期妊娠では、胎盤(たいばん)の老化および機能低下がおこり、しばしば胎児仮死(たいじかし)(「胎児仮死」)をおこして、胎児死亡(「胎児死亡」)にいたることがあります。
 過期妊娠で生まれた赤ちゃんは、胎脂(たいし)(胎児の皮脂(ひし))がなくなり、皮膚は羊皮紙(ようひし)のようになります。この顕著な症状をクリフォードサインといいます。
[検査]
 まず、妊娠初期の胎嚢(たいのう)の長径、頭臀長(とうでんちょう)(胎児の頭からおしりまでの長さ)から、在胎週数を確認し直します。そして、ノンストレステスト(胎児心拍数モニタリング)で仮死徴候の発見につとめ、尿中エストリオール値を調べて胎児胎盤機能の状態を検査します。また、超音波断層法で、石灰化などの胎盤の変化も観察します。
[治療]
 胎児を娩出(べんしゅつ)することが基本となりますが、分娩の際には、帝王切開(ていおうせっかい)となることも念頭において、十分な準備をしておく必要があります。
 日常注意点や予防法には、特別なものはありませんが、分娩の時期方法主治医と十分に話し合い、よく理解しておくことがたいせつです。

出典 小学館家庭医学館について 情報

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