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子宮収縮剤 しきゅうしゅうしゅくざい

妊娠・子育て用語辞典の解説

しきゅうしゅうしゅくざい【子宮収縮剤】

自然の陣痛が来る前に子宮収縮を起こして分娩を開始させたり(分娩誘発)、自然の陣痛が不十分でお産が進まない場合に子宮の収縮を促進(分娩促進)する薬です。使用にあたっては、薬の必要性、目的(利点)、使用方法、副作用とその対応策(まれに子宮の収縮が強くなり過ぎ、母体や胎児が危険になることもあります)など、医師から十分に説明を聞き、納得のうえで選択することが重要です。

出典|母子衛生研究会「赤ちゃん&子育てインフォ」指導/妊娠編:中林正雄(愛育病院院長)、子育て編:多田裕(東邦大学医学部名誉教授) 妊娠・子育て用語辞典について | 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

子宮収縮剤
しきゅうしゅうしゅくざい
oxytocic

子宮筋を収縮させる作用のある薬剤の総称。分娩の誘導,産後の出血防止,不全流産の残留物排出などの目的に用いられる。重要なのは下垂体後葉ホルモン製剤と麦角アルカロイド製剤である。下垂体後葉ホルモンは,子宮収縮作用と同時に血圧上昇作用を有するが,子宮収縮作用はオキシトシン,血圧上昇作用はバソプレッシンという相異なる2成分によるものである。ライムギに発生する麦角菌の保続性菌体の乾燥物中に含まれるアルカロイドには,エルゴトキシン,エルゴタミン,エルゴメトリンなどがある。前2者は収縮作用の現れるのが遅く,またその作用も弱いが,エルゴメトリンは水溶性であり,作用の発現も早く,子宮に対して持続的な緊張はさせず,律動的収縮をさせ,血圧上昇作用,交感神経作用が比較的少い。その他,ヒドラスティスアルカロイド,キニーネなども用いられ,最近は合成薬剤も用いられる。連用により慢性中毒を起すことがある。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

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