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羊水 ようすい

妊娠・子育て用語辞典の解説

ようすい【羊水】

子宮内で胎児を取り囲んでいる液体。妊娠初期は透明ですが、妊娠末期には赤ちゃんが排出した尿や、赤ちゃんの皮膚から剥離した物などで乳白色になります。

出典|母子衛生研究会「赤ちゃん&子育てインフォ」指導/妊娠編:中林正雄(愛育病院院長)、子育て編:多田裕(東邦大学医学部名誉教授) 妊娠・子育て用語辞典について | 情報

デジタル大辞泉の解説

よう‐すい〔ヤウ‐〕【羊水】

妊娠時に、羊膜内を満たしている液。羊膜上皮から分泌され、胎児を保護し、分娩(ぶんべん)を容易にする。胎水。羊膜液。

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百科事典マイペディアの解説

羊水【ようすい】

胎児(胚)と羊膜の間にあって羊膜腔を満たす液体。ヒトでは初め無色透明,妊娠末期には灰白色ないし帯黄色。普通600〜1000cc。羊水過多は2000cc以上で,中絶,早期破水,弛緩(しかん)出血をもたらす。
→関連項目出生前診断胎児胎児診断法胎便破水

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栄養・生化学辞典の解説

羊水

 卵膜に包まれ,子宮腔内を満たしている液で,この中で胎児が発育する.

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世界大百科事典 第2版の解説

ようすい【羊水 amniotic fluid】

胎児をつつむ羊膜amnionと胎児の間の空所である羊膜腔を満たす液体。初めは無色透明かあるいはごくわずかに濁るが,後には胎児の生毛や脱落上皮,脂肪,尿が加わり灰白色から帯黄色となる。羊水は羊膜と胎児から分泌され,妊娠経過とともに増量し,妊娠第8ヵ月ころ最も多くなる。しかし,第10ヵ月に入ると減少しはじめ,出産予定日を過ぎると著しく少なくなる。羊水の量は出産予定日ごろで50~500ml。800ml以内であれば正常とされる。

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大辞林 第三版の解説

ようすい【羊水】

脊椎動物羊膜類の羊膜の中を満たす液。胎児・臍帯さいたいなどが圧迫されるのを防ぎ、外界から加わった衝撃をやわらげる。羊膜液。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

羊水
ようすい
amniotic fluid

子宮腔内で卵膜に包まれた胎児の周囲にある液体をいう。胎児はそれにより,周囲からの機械的圧迫や温度変化から守られ,また自由に運動することができる。羊水の由来はまだ不明で,一部は羊膜から分泌されるが,妊娠後半期には,胎児の尿,皮膚,呼吸器や消化管の粘膜上皮からはがれた細胞,体表の脂肪などを含むようになる。分娩中に胎児が酸素不足のために状態が悪くなると,胎便が羊水中に排泄されて,羊水が緑色になる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

羊水
ようすい
amniotic fluid

一般には羊膜腔(くう)を満たす生理的液体のことで、羊膜液ともよばれ、羊膜上皮細胞から分泌される。すなわち、妊娠時に羊膜に包まれた子宮腔を満たす液で、胎児を保護する役目をもち、胎水ともよばれる。また、分娩(ぶんべん)時には子宮口の開大にも役だつ。羊水は、妊娠初期には無色であるが、末期になると胎児の皮膚、胎脂、うぶ毛なども含まれて白濁する。妊娠末期の羊水量は一般的に600~800ミリリットルを普通量としているが、羊水量の異常には過多と過少がある。このうち、羊水過少症はまれであり、妊娠中に確定診断することがむずかしく、胎動を激痛のように感じたり、胎児にとっては動きにくくて発育が妨げられ、胸郭がへこむ漏斗(ろうと)胸など各種の形態異常を招きやすい。
 羊水過多症は、過剰な羊水量によって母児への障害をもたらすもので、一般には2リットル前後のことが多い。数か月かかって徐々に増量する慢性のものと、数日のうちに急速に増える急性のものがあり、腹囲が1メートル以上にも達する。原因は、羊水の産生、循環、後退の経路に障害があれば量的異常が現れるわけで、要するに母体と胎児、あるいはその両者の循環障害による分泌過剰または吸収不全に基づくものであり、妊娠月数に比して腹部が大きく、その波動が著明で、胎児の可動性が大であることなどから診断される。胎児の位置がわかりにくく、心音も聞き取りにくくなる。妊婦も圧迫されて呼吸が苦しくなる。双胎、母体の心臓や腎(じん)臓の疾患、胎児の形態異常などを合併するほか、微弱陣痛や早期破水など種々の異常や早産がおこりやすい。治療はきわめて困難とされ、急性の場合は、人工妊娠中絶を行い、慢性の場合には就床安静を守り、なるべく自然分娩を行わせる。[新井正夫]

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世界大百科事典内の羊水の言及

【出産】より

…胎盤は正期産では重量450g,径15~20cm,表面積300cm2,厚さ2cmで,卵膜に覆われた胎児面と子宮壁に付着した母体面との間に絨毛群がある。胎児付属物としては胎盤のほかに臍帯(さいたい),卵膜,羊水などがある。臍帯には2本の臍動脈と1本の臍静脈が膠質(こうしつ)に包まれて存在し,長さ50cm,径1.5cmである。…

※「羊水」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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