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道切り ミチキリ

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デジタル大辞泉の解説

みち‐きり【道切り】

[名](スル)
道をさえぎること。道路を横断すること。特に、貴人の行列などの前を横ぎること。
悪霊や悪疫の侵入を防ぐためのまじないの習俗。村の入り口注連縄(しめなわ)を張ったり、大草鞋(わらじ)を掛けたりする。つじしめ。

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世界大百科事典 第2版の解説

みちきり【道切り】

村外から村内に通ずる道を,その村境(村の出入口)において象徴的に切る,すなわち遮断する習俗。その目的は不浄悪穢を村内に入れないためであり,その根底には村の内・外を区別して村内を浄域とし,村外を不浄域とする考えがある。道切りの対象となる不浄悪穢には疫病をはじめとする災厄すべてが含まれる。農作物の病害虫については,別に〈虫送り〉の行事がある。穢はつねに村外から侵入するものと考えられており,その侵入を防ぐことが道切りという呪術的行為の主目的であったが,いったん侵入を許した場合には,疫病送り虫送りなどのように速やかにこれを村外にはらう必要が生まれる。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

みちきり【道切り】

道をさえぎること。 「イタチの-」
疫病神など災厄をもたらすものが村に侵入するのを防ぐ呪術行為。村の入り口に注連縄しめなわを張ったりする。

出典|三省堂
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世界大百科事典内の道切りの言及

【漂泊民】より

…しかし宿はしばしば河原や,遊女・傀儡などの根拠地に成立し,寺院が宿の機能を持つ場合もあったのである。他方,漂泊民,遍歴民は,その本拠とする(とまり),渡し(わたし)やなどをはじめ,山野河海,道などの場で〈道切り〉を行い,通行する人々から〈手向け〉初穂を要求することがあった。この行為が公認された場合,そこは関となったのであり,中世の関で関料を徴収しえたのは,勧進上人をはじめとするこうした遍歴民自身だったのである。…

【村境】より

…この範域は原則的に地租改正に引き継がれ,現在の大字(おおあざ)の範囲となっている。範域としての境界においても道祖神(どうそじん)がまつられたり,道切りが行われることもあるが,事例的には少なく,一般的には村境として強く意識されていない。ムラの人々が村境として意識し,さまざまな呪術的行事を行う社会的境界は集落と耕地の境である。…

※「道切り」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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