遠日点(読み)エンジツテン(その他表記)aphelion

翻訳|aphelion

精選版 日本国語大辞典 「遠日点」の意味・読み・例文・類語

えんじつ‐てんヱンジツ‥【遠日点】

  1. 〘 名詞 〙 太陽を一つ焦点として楕円を描いて運動している惑星や彗星(すいせい)軌道上で、太陽から最も離れている点。近点。〔英和和英地学字彙(1914)〕

えんにち‐てんヱンニチ‥【遠日点】

  1. 〘 名詞 〙えんじつてん(遠日点)

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改訂新版 世界大百科事典 「遠日点」の意味・わかりやすい解説

遠日点 (えんじつてん)
aphelion

惑星やすい星のような太陽系内の天体の運動を,太陽を1個の焦点とする楕円軌道に沿っていると見なしうるとき,その楕円軌道上の太陽からもっとも離れた地点を指す。逆に,太陽にもっとも近い点を近日点と呼ぶ。天体が遠日点を通過する時刻遠日点通過と呼ぶが,ふつうは近日点通過のほうを用いる。地球の遠日点は,太陽から約1億5200万km離れていて,その遠日点通過は7月上旬である。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「遠日点」の意味・わかりやすい解説

遠日点
えんじつてん
aphelion

太陽系内のすべての惑星および彗星多くは,太陽の周囲楕円形の軌道を描いて公転し,太陽はその楕円の1つの焦点に位置を占める。そこで,軌道上の太陽に最も遠くなる点を遠日点という。最も近くなる近日点反対側にある。地球は7月初めに遠日点に達し,そのときの太陽からの距離は約1億 5200万 kmである。

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百科事典マイペディア 「遠日点」の意味・わかりやすい解説

遠日点【えんじつてん】

太陽を回る惑星,すい星の楕円軌道で太陽(焦点)から最も遠い点。近日点の対。

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