遠赤外線(読み)エンセキガイセン

化学辞典 第2版「遠赤外線」の解説

遠赤外線
エンセキガイセン
far infrared rays

波長が0.8 μm~1 mm の赤外領域のうち,2.5 μm 以上の長波長の電磁波を遠赤外線という.近赤外(0.8~2.5 μm), 中赤外(2.5~25 μm),遠赤外(25 μm~1 mm)という分け方もあるが,明確な境界があるわけではない.双極子モーメントをもつ分子回転スペクトルの多くが遠赤外領域に入る.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

精選版 日本国語大辞典「遠赤外線」の解説

えん‐せきがいせん ヱンセキグヮイセン【遠赤外線】

〘名〙 赤外線のうち波長が長く、二五~一〇〇マイクロメートル程度の光線。水や高分子物質・有機物に吸収されやすく、ヒーター、調理器、サウナなどのほか、除菌、脱臭にも利用されている。

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世界大百科事典内の遠赤外線の言及

【赤外線】より

…1800年にイギリスのF.W.ハーシェルが,太陽スペクトルの赤色部分より長波長側に熱効果の大きい部分があることを発見したのが最初である。波長数μm以下を近赤外,波長25μm以上を遠赤外,その間を中間赤外と呼び,また,波長25μm,30μmまたは50μmを境として,それ以上を遠赤外線,以下を近赤外線と総称することもある。ただし,これらの境界は明確ではなく,ことに電子回路で発生されるコヒーレンスのよい電磁波は波長が短くてもサブミリ波などと電波用語で呼ばれる。…

※「遠赤外線」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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