都統(読み)トトウ(その他表記)du-tong; tu-t`ung

デジタル大辞泉 「都統」の意味・読み・例文・類語

と‐とう【都統】

中国官名軍事をつかさどった武官で、南北朝時代に設置され、中華民国においても地方軍政官として存続した。

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精選版 日本国語大辞典 「都統」の意味・読み・例文・類語

と‐とう【都統】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( ━する ) 全体をまとめて統率すること。すべおさめること。統轄。〔後漢書注‐斉武王伝〕
  3. 中国の官名。主に兵馬のことをつかさどった。〔資治通鑑‐晉紀〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「都統」の意味・わかりやすい解説

都統
ととう
du-tong; tu-t`ung

中国,清代の八旗制下の各旗の長官。元来は満州語で旗の長を意味するグーサ・イ・エジェン (固山額真) と称したが,中国内地を支配するようになってから,その漢名を都統と定めた。都統の補佐にメイレン・イ・エジェン (梅勒額真) が2人設置され (漢語で副都統) ,都統はその旗の下のニル (→佐領 ) を通じて旗人の軍事,行政の総括責任者の役割を果した。また都統の上には旗王があり,初めは旗王の命令に従ったが,雍正帝以後は皇帝に掌握されるようになった。

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普及版 字通 「都統」の読み・字形・画数・意味

【都統】ととう

総督

字通「都」の項目を見る

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