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野口米次郎 のぐち よねじろう

デジタル大辞泉の解説

のぐち‐よねじろう〔‐よねジラウ〕【野口米次郎】

[1875~1947]詩人。愛知の生まれ。米英に滞在中、英文詩集を刊行し、ヨネ=ノグチの名で知られる。帰国後、伝統芸術に心酔し、多くの評論を書いた。詩集「二重国籍者の詩」「林檎一つ落つ」など。

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百科事典マイペディアの解説

野口米次郎【のぐちよねじろう】

詩人。愛知県生れ。慶応義塾中退後,米英に遊学。《Seen and Unseen》(1896年),《From the Eastern Sea》など英文詩集を刊行して,詩人ヨネ・ノグチの名を海外に高めた。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

野口米次郎 のぐち-よねじろう

1875-1947 明治-昭和時代の詩人。
明治8年12月8日生まれ。イサム=ノグチの父。明治26年渡米,ウォーキン=ミラーに師事。29年「Seen and Unseen」を発表,英米詩壇で名声をえる。37年帰国,翌年慶大教授。39年あやめ会を結成して日英米の詩人の交流につくした。昭和22年7月13日死去。73歳。愛知県出身。慶応義塾中退。英詩人としての筆名はYone Noguchi。詩集に「From the Eastern Sea」「二重国籍者の詩」など。
【格言など】人生の混乱からすつかり離れ 星の間に歌を見出すことは喜ばしい(「表象抒情詩」)

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世界大百科事典 第2版の解説

のぐちよねじろう【野口米次郎】

1875‐1947(明治8‐昭和22)
詩人。愛知県の生れ。慶応義塾を中退。1893年に渡米して苦学を続け,詩人ウォーキン・ミラーの学僕となり,英語の詩集《Seen and Unseen》(1896)をヨネ・ノグチの名で刊行して注目された。1904年に帰国,慶大英文科教授となり,あやめ会を設立して日・英・米詩人の詩を収めた二つのアンソロジー《あやめ草》《豊旗雲》(ともに1906)を刊行した。その後も渡米,渡英をしたが帰国後,《二重国籍者の詩》(1921)などの日本語の詩集を刊行し,外国語的表現を交えた独自の詩風を示した。

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大辞林 第三版の解説

のぐちよねじろう【野口米次郎】

1875~1947) 詩人。愛知県生まれ。慶大中退。渡米して英詩を修業、米英で英詩集を刊行して注目され、ヨネ=ノグチの名で知られる。帰国後、母校で教鞭をとるかたわら詩・美術評論などに活躍した。詩集に「二重国籍者の詩」「表象抒情詩」など。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

野口米次郎
のぐちよねじろう

[生]1875.12.8. 愛知,津島
[没]1947.7.13. 茨城
詩人。慶應義塾に学んだのち,1893年アメリカに渡り各地を放浪後,第1詩集"Seen and Unseen" (1896) を出版して認められ,1902年ロンドンに渡って第3詩集"From the Eastern Sea" (1903) でイギリス詩壇における地位をも確立。 04年帰国,05年母校の慶應義塾大学英文学教授となった。イギリス,アメリカで知られた Yone Noguchiの名を帰国後も筆名として使用した。日本語の詩集は『二重国籍者の詩』 (21) ,『人生詩集』 (29) など。 43年日本芸術院賞受賞。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

野口米次郎
のぐちよねじろう
(1875―1947)

詩人。明治8年12月8日愛知県海部(あま)郡津島町(現津島市)生まれ。英詩人としての署名はYone Noguchi。郷里の中学校を中途退学して1890年(明治23)上京、慶応義塾などに学んだ。93年、19歳で単身渡米して苦学を続け、サンフランシスコの日本字新聞社の記者となった。オークランドの詩人ウォーキン・ミラーの書生となり、ポー、ホイットマン、キーツらの作品に親しんで詩壇へ登場の力を養った。渡米後3年目に第一詩集『Seen and Unseen』(1896)を出版、1902年にロンドンに渡り、詩集『From the Eastern Sea』(1903)を自費出版した。04年(明治37)帰国、翌05年から母校慶応義塾大学英文科教授となり、40年間勤務して名誉教授となった。『二重国籍者の詩』『林檎(りんご)一つ落つ』『沈黙の血汐(ちしお)』『野口米次郎英詩選集』『山上に立つ』などの詩集のほか30余冊の著作がある。詩風は観念的であるが、「ヨネ・ノグチ」の筆名で外国にも知られるスケールがあった。昭和22年7月13日没。[古川清彦]
『『現代日本文学大系41』(1972・筑摩書房)』

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