日本歴史地名大系 「野辺地町」の解説 野辺地町のへじまち 青森県:上北郡野辺地町面積:八二・六〇平方キロ上北郡の北部に位置し、野辺地湾に面する。東は六ヶ所(ろっかしょ)村・東北(とうほく)町、西は東津軽郡平内(ひらない)町、北は横浜(よこはま)町、南は東北町に接する。東部は野辺地段丘といわれる火山灰に覆われた平坦な段丘地形で、中央部に南北に細長い平地が開けるが、西部は山地で西端に奥羽山脈の支脈烏帽子(えぼし)岳(七一九・六メートル)がある。その東山麓に源を発する枇杷野(びわの)川が清水目(しみずめ)川と合流して野辺地川となり、北流して野辺地湾に注ぐ。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「野辺地町」の意味・わかりやすい解説 野辺地〔町〕のへじ 青森県東部,陸奥湾の支湾野辺地湾にのぞむ町。 1897年町制。町域は野辺地湾に沿って弓なりに湾曲している。下北半島の基部に位置し,江戸時代は盛岡藩の北の門戸にあたり,重要な港町として繁栄した。明治以後は青森港の発展に伴い,港町としては衰退したが,畑作による農業,山岳部からの木材切出しがおもな産業となっている。夏は海水浴場としてにぎわう。町域の西部,平内町の境にある烏帽子岳の東側山麓には馬門 (まかど) 温泉や国設野辺地まかど温泉スキー場がある。 JR東北本線野辺地駅から大湊線が分岐し,下北半島の西側海岸線に沿って北上。国道 279号線の終点。面積 81.68km2。人口 1万2374(2020)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by