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金芝河 キムジハ

デジタル大辞泉の解説

キム‐ジハ【金芝河】

[1941~ ]韓国の詩人思想家本名、金英一(キムヨンイル)。李承晩(イスンマン)政権を倒した四月革命に参加し、以降学生運動を主導した。1970年には長編譚詩(たんし)「五賊」を発表し、反共法違反により投獄される。釈放後も民主化闘争に参加するなど、詩作以外にも活動を広げる。きんしが。

きん‐しが【金芝河】

キムジハ

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百科事典マイペディアの解説

金芝河【きんしが】

キム・ジハ

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大辞林 第三版の解説

キムジハ【金芝河】

1941~ ) 韓国の詩人。本名、金英一。1970年譚詩たんし「五賊」を発表。民主化運動に従事。その詩は、風刺と抒情を特徴とする。きんしが。

きんしが【金芝河】

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

金芝河
きんしが

キム・ジハ(金芝河)」のページをご覧ください。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

金芝河
きんしが / キムジハ
(1941― )

韓国(大韓民国)の詩人。本名は金英一(キムヨンイル)。普通、ハングル(朝鮮文字)で(Kimjiha)と署名しているので、どの漢字を当てはめれば適当かはさだかでない。金芝夏(キムジハ)、金芝河(キムジハ)は使用例があるようであるが、金地下(キムジハ)の意があるともいえる。1966年ソウル大学美術学科卒業。70年5月、韓国の進歩的月刊総合雑誌『思想界』に物語詩『五賊』を載せ、財閥、国会議員、高級公務員、将軍、長官次官の五賊が国を滅ぼすと痛烈に風刺した。このため、18年間続いた『思想界』は廃刊され、金芝河も反共法で起訴された。74年、全国民主青年学生総連盟事件により一審で死刑の判決を受けるが、やがて無期懲役に減刑され、80年に釈放されるまで獄中にいた。何度もの投獄と持病の結核に苦しみながら、押さえられた者、持たぬ者の恨(ハン)と怒りの詩と戯曲をしぶとく書き続けた。彼の詩の特徴は笑いと叙情と風刺にあり、そのことばはときに卑語や隠語まで大胆に取り入れ、伝統的形式を踏まえた詩形式と相まって、民衆と詩との距離を縮めた。70年の第一詩集『黄土』には叙情性が色濃く流れている。次いで82年に第二詩集『金芝河詩集』が発刊されたが、ただちに発売を禁止された。90年代に入ってからは東学思想に近い、いわゆる「生命思想」に傾斜して、ラジカルな批判精神は薄らいできている。98年12月に初来日した。[大村益夫]
『姜舜訳『金芝河詩集』(1974・青木書店) ▽李恢成訳『不帰』(1975・中央公論社) ▽井手愚樹編・訳『金芝河作品集』(1976・青木書店) ▽金芝河刊行委員会訳・編『苦行』(1978・中央公論社) ▽高正子(コォ・チォンジャ)訳『金芝河生(いのち)を語る』(1995・協同図書サービス)』

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世界大百科事典内の金芝河の言及

【キムジハ】より

…韓国の詩人,本名は金英一。日本では金芝河とも記す。全羅南道木浦生れ。…

※「金芝河」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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