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鉱車 こうしゃ mine car; mine tub

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

鉱車
こうしゃ
mine car; mine tub

鉱山や炭鉱において,主として鉱石,石炭,廃石などを運搬するのに使うトロッコ様の車両。炭鉱では一般に炭車と呼ぶ。これを何台か連結して列車編成とし,機関車,ロープなどにより牽引する。形,容積,材質にはいろいろあるが,鉱石や石炭の粉があまり底に残らず,掃除も容易なことから,丸底鋼製鉱車が好んで用いられる。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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世界大百科事典 第2版の解説

こうしゃ【鉱車 ore car】

鉱山で鉱石などの運搬に用いられる車両。何台かを連結して,軌道上を機関車またはロープにけん引されて走行する。炭鉱では炭車,トンネルなど建設工事においてはトロッコ,坑車などと呼ばれる。木製のものもあるが,大部分は金属(鋼またはジュラルミン)製である。積載容量1~2m3のものが多い。自動的に荷降ろしができるものはダンプカーと呼ばれる。鉱車と機関車,あるいは鉱車相互間の連結には,自動連結器も用いられるが,リンクチェーン・ピン方式が用いられることが多い。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

鉱車
こうしゃ
mine tubmine wagon

鉱山などにおいて鉱石、岩石などの運搬に使用する車両。石炭の運搬に使用するものは炭車ともよばれる。かつては木製のものもあったが、最近ではほとんど鋼製車が用いられている。
 鋼製車には丸底鉱車と角底鉱車の別があり、標準容量は丸底1.0~2.5立方メートル、角底0.6~1.0立方メートルであるが、坑内運搬の大量化に伴って2~5トン積みの大型鉱車も使われている。鉱車の車輪、車軸は、玉軸受入れまたはころ軸受入れを用い、連結器はリンク、シャックル付き2連チェーンおよび連結ピンからなる手動式である。
 鉱車は数台ないし十数台を連結して機関車または巻上げ機で運搬するので、連結器が外れて事故を起こさないよう、種々の安全装置が考案されている。鉱車への積み込みは人力によるショベリング、コンベヤーまたはホッパーなどによる自動積み込みにより、積み卸しはチップラーによる覆車のほか、鉱車の底面または側面を開くグランビー形またはダンプ形による。台枠と車輪のみからなる鉱車を台車といい、機械、坑木類など特殊物の運搬に用いられる。また、椅子(いす)席を備えた人員輸送専用の車両を人車といい、水平坑道用と斜坑用とがあり、定時運転される。[房村信雄]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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