錦衣(読み)ニシキゴロモ

デジタル大辞泉 「錦衣」の意味・読み・例文・類語

にしき‐ごろも【錦衣】

シソ科多年草山地木陰に生え、高さ5~15センチ。葉は倒卵形で、表面葉脈に沿って紫色になり、裏面全体に紫色を帯びる。初夏、淡紅白色の唇形の花を開く。金紋草きんもんそう

きん‐い【錦衣】

にしきの衣服。美しい着物。

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精選版 日本国語大辞典 「錦衣」の意味・読み・例文・類語

にしき‐ごろも【錦衣】

〘名〙 シソ科の多年草。各地の山地に生える。高さ五~一五センチメートル。全体に短毛をまばらにつける。葉は三~四対が対生し、長柄をもつ。葉身は長倒卵形で長さ二~六センチメートル、縁にまばらな鋸歯(きょし)があり、裏面は紫紅色を帯びる。初夏、葉腋淡紫色唇形花を数個ずつつける。きんもんそう。《季・夏》 〔物品識名拾遺(1825)〕

きん‐い【錦衣】

〘名〙 にしきの衣。地の厚い美麗な絹織物。また、美しい衣服。
性霊集‐一〇(1079)九想詩「錦衣羞其爛。光枕非人覩」 〔詩経‐秦風・終南

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普及版 字通 「錦衣」の読み・字形・画数・意味

【錦衣】きんい

錦の衣。〔礼記玉藻の裘には衣以て之れを裼(せき)す。~錦衣裘は侯のなり。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「錦衣」の解説

錦衣 (ニシキゴロモ)

学名Ajuga yezoensis
植物。シソ科の多年草,園芸植物

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