長尾雨山(読み)ナガオ ウザン

20世紀日本人名事典 「長尾雨山」の解説

長尾 雨山
ナガオ ウザン

明治〜昭和期の漢学者,書家



生年
元治1年9月18日(1864年)

没年
昭和17(1942)年4月1日

出生地
讃岐国高松(香川県)

本名
長尾 甲

別名
通称=槇太郎,字=子生,別号=石隠,天悶道人,睡道人

学歴〔年〕
東京帝大文科大学古典講習科〔明治21年〕卒

経歴
学習院、文部省専門学務局を経て、明治30年第五高等学校教授、32年東京高等師範学校教授、東京帝大文科大学講師。その間22年には岡倉天心と東京美術学校の創立に尽くし、同校教授兼任。美術誌「国華」発行にも参加。36年上海に移住、商務印書館に入り編訳を主宰、初中等教科書編集従事。大正3年帰国、京都に住んで詩社偶社を主宰、平安書道会副会長、芸文社顧問、泰東書道院、日本南画院、日本美術協会などに関係した。漢詩文をよくし、漢学者、書家として知られる。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「長尾雨山」の解説

長尾雨山 ながお-うざん

1864-1942 明治-昭和時代前期の漢学者,書家。
元治(げんじ)元年9月18日生まれ。五高,東京高師などの教授を歴任。明治36年上海にいき教科書の編集にあたる。大正3年帰国,京都にすむ。平安書道会副会長。没後に「中国書画話」が刊行された。昭和17年4月1日死去。79歳。讃岐(さぬき)(香川県)出身。帝国大学卒。名は甲。字(あざな)は子生。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「長尾雨山」の解説

長尾 雨山 (ながお うざん)

生年月日:1864年9月18日
明治時代-昭和時代の書家;漢学者。東京高等師範学校教授
1942年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android