長尾鼻(読み)ナガオバナ

デジタル大辞泉 「長尾鼻」の意味・読み・例文・類語

ながお‐ばな〔ながを‐〕【長尾鼻】

鳥取県中央北部にある、日本海に突出した岬。北端の断崖上に高さ68メートルの灯台が、西端には海女あま漁業で有名な夏泊なつどまりがある。名の由来は鳥の長い尾羽根に似ていることから。長尾ノ鼻。長尾埼。長尾岬。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「長尾鼻」の意味・わかりやすい解説

長尾鼻
ながおばな

鳥取県中北部、日本海に突き出た岬で、鳥取市に属する。長尾岬ともいう。東方には短尾鼻(みじかおばな)がある。第三紀末溶岩台地で、三方が展望できる景勝地東端の魚見台は、長老魚群の集来を看取して崖下(がいか)の漁村民に知らせた所で好展望台となっている。北端台地上に39万カンデラの長尾鼻灯台があり、西端には海女(あま)漁業で有名な夏泊(なつどまり)がある。

[岩永 實]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「長尾鼻」の意味・わかりやすい解説

長尾鼻
ながおばな

鳥取県中部,鳥取市の北西部に位置し,日本海に突出する半島。長尾岬ともいう。輝石安山岩の溶岩台地が海に突き出たもので,海食崖発達が著しく,高さ 30m以上に及ぶものもある。北端に長尾鼻灯台があり三方が望める景勝地。半島東岸には船磯漁港があり,西岸には海女の潜水漁業で有名な夏泊がある。

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