日本歴史地名大系 「長者久保遺跡」の解説
長者久保遺跡
ちようじやくぼいせき
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
青森県上北郡東北町甲地にある旧石器時代の遺跡。1962~1964年(昭和37~39)佐藤達夫(1925―1977)らが調査した。特徴的な円鑿(まるのみ)をはじめとして、石斧(せきふ)、小形打製石斧、石槍(いしやり)、彫刻刀のような彫器(ちょうき)、物をそぎ削る削器(さっき)など約50点が、川沿いの谷筋の低い粘土層より出土。その上面を洪積層の軽石流堆積(たいせき)物が覆っているため旧石器時代と思われるが、調査者は、円鑿は磨製石器であるから新石器時代の所産であるという。シベリアのイサコボ期の流れをくむものとし、縄文時代存続期間を約2000~3000年とする短期編年観の立論の根拠となった遺跡。しかし石器の出土量は少なく、しかも低湿地にあるため、流された可能性もある。
[麻生 優]
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加