長者番付(読み)チョウジャバンヅケ

デジタル大辞泉 「長者番付」の意味・読み・例文・類語

ちょうじゃ‐ばんづけ〔チヤウジヤ‐〕【長者番付】

金持ちの順位を示す番付。特に、税務署公表した高額納税者の名簿をいう。
[補説]高額納税者の公表は、個人情報保護や名簿を利用した犯罪防止などの理由により、平成18年(2006)に廃止された。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「長者番付」の意味・読み・例文・類語

ちょうじゃ‐ばんづけチャウジャ‥【長者番付】

  1. 〘 名詞 〙 金持の順を示す番付。特に現代では、確定申告に基づき、税務官庁が公表した年間高額納税者名をもとに、その所得順、あるいは職業分類ごとの所得順を示す名簿の通称
    1. [初出の実例]「質屋作太郎と云って幕末の長者番付(チャウジャバンヅケ)にも百万長者の中へ数へられし旧家があった」(出典江戸から東京へ(1921)〈矢田挿雲〉五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

デジタル大辞泉プラス 「長者番付」の解説

長者番付

古典落語演目ひとつ上方では「うんつく酒」と題する。「うんつく」とも。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android