開口一番(読み)カイコウイチバン

デジタル大辞泉 「開口一番」の意味・読み・例文・類語

かいこう‐いちばん【開口一番】

話し始めるいちばん初め副詞的にも用いる。口を開くやいなや。「開口一番相手を批判した」
寄席落語会などで、いちばん初めに演じる前座3のこと。
[類語](1しょっぱな序の口皮切り口開けはなはじめ第一歩第一声

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精選版 日本国語大辞典 「開口一番」の意味・読み・例文・類語

かいこう‐いちばん【開口一番】

  1. 〘 副詞 〙 口を開くや、まず初めに。話を始めるや否や。
    1. [初出の実例]「開口一番一寸休まなければやり切れない位のものだ」(出典:倫敦消息(1901)〈夏目漱石〉三)

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四字熟語を知る辞典 「開口一番」の解説

開口一番

口を開くや、まず初めに。話を始めるやいなや。

[使用例] 昂奮で顔の引きつった議長教壇に登ると開口一番[高見順故旧忘れ得べき|1935~36]

[使用例] 横井電話で何かを連絡してくる時、いつも開口一番、「お互い、しんどおますなあ」と関西弁で語りかけてくるのが常だったが[高橋和巳*我が心は石にあらず|1964~66]

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