閑話(読み)カンワ

精選版 日本国語大辞典 「閑話」の意味・読み・例文・類語

かん‐わ【閑話・間話】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 心静かに話すこと。ゆったりとした気持で話すはなし。閑談。
    1. [初出の実例]「交遊少日心如水、閑話今宵鬢有霜」(出典菅家文草(900頃)三・冬夜閑居話旧)
    2. 「一夕の閑話を為して旅窓の鬱を慰めんと」(出典:雪中梅(1886)〈末広鉄腸〉上)
    3. [その他の文献]〔陸游‐雪意詩〕
  3. 内容に重きをおかない話。むだばなし。雑談。
    1. [初出の実例]「余適有鼓腹之閑話」(出典:読本・雨月物語(1776)序)
    2. [その他の文献]〔張祜‐楽静詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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