井戸端会議(読み)イドバタカイギ

デジタル大辞泉の解説

いどばた‐かいぎ〔ゐどばたクワイギ〕【井戸端会議】

井戸端などで、近所の女たちが水くみや洗濯などをしながら、人のうわさや世間話をすることをからかっていった語。転じて、主婦たちが家事の合間に集まってするおしゃべり。「井戸端会議に花を咲かす」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典 第2版の解説

いどばたかいぎ【井戸端会議】

女たちが世間話に興じ続けて時間の経過も忘れるさまを男が皮肉まじりに評した言葉。転じて,とりとめのない長談義をいう。明治半ばごろの日本の都市生活において,共同井戸炊事や洗濯をしながら主婦たちがおしゃべりにふけるさまを,官庁や会社などでようやく定着しはじめた会議という討議決定方式になぞらえてつけた言葉が愛用されたものである。共同井戸は,木造平屋建ての長屋とともに,初期の日本の都市の密集住宅地域につきものの設備であった。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

いどばたかいぎ【井戸端会議】

共同で使う井戸・水道などの周りで、近所の女たちが水汲みや洗濯に集まって世間話やうわさ話をすることをからかっていった語。主婦たちが家事の合間に集まってするおしゃべり。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

いどばた‐かいぎ ゐどばたクヮイギ【井戸端会議】

〘名〙 共同井戸の回りで、水くみ、洗濯などをしながら、女たちが人のうわさや世間話に花を咲かせることをからかい半分にいった語。現在は、主婦たちが家事のあいまに集まってするおしゃべりをもいう。
※東京風俗志(1899‐1902)〈平出鏗二郎〉中「都俗に井端会議(ヰドバタクヮイギ)の語あるは〈略〉喃々喋々(べちゃりくちゃり)と迭みに評し、迭みに誹るさまを云ふなり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

台風一過

台風が通り過ぎたあと、空が晴れ渡りよい天気になること。転じて、騒動が収まり、晴れ晴れとすること。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

井戸端会議の関連情報