隠忍(読み)インニン

精選版 日本国語大辞典 「隠忍」の意味・読み・例文・類語

いん‐にん【隠忍】

  1. 〘 名詞 〙 苦しみを外部にあらわさないで、耐え忍ぶこと。おんにん。
    1. [初出の実例]「若き殿上人、中納言を打見て、皆隠忍給へりければ、中納言打泪ぐみて」(出典:類従本撰集抄(1250頃)八)
    2. [その他の文献]〔史記‐伍子胥伝賛〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「隠忍」の読み・字形・画数・意味

【隠忍】いんにん

しのぶ。〔後漢書、孔融伝〕重りと雖も、必ず宜しく隱すべし。賈誼謂(いはゆる)鼠を(う)つにを忌むとは、蓋(けだ)し此れを謂ふなり。

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