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雄弁術 ゆうべんじゅつoratory

翻訳|oratory

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

雄弁術
ゆうべんじゅつ
oratory

古代ギリシア・ローマで発達した演説の技法。その理論的体系的研究を修辞学という。法廷と民会で陪審員や民衆を説得する必要から,前5~4世紀の民主政の時代にアテネで,シチリア島のギリシア植民地に芽生えた修辞学やソフィストの対話術の影響のもとに急速に発達して,イソクラテスデモステネス頂点とするいわゆるアッチカ大雄弁家を輩出,ギリシア散文の発達に貢献し,高等教育の最重要科目に指定された。ローマでも同じ理由から共和政時代に発達し,大カトーやグラックス兄弟など大雄弁家が続出,キケロにいたって頂点に達したが,共和政崩壊後は単なる修辞に堕した。

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大辞林 第三版の解説

ゆうべんじゅつ【雄弁術】

公衆の前で、はっきりと印象的に自分の意見を口頭で発表すること。また、そのための技術。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内の雄弁術の言及

【レトリック】より

…当時のいわゆる古代ギリシア的民主制にふさわしい,集会の場における,おもに評議や裁判のための説得の術である。したがって,古代的な意味でのレトリックは,今日,たいてい〈弁論術〉ないし〈雄弁術〉,〈演説法〉と訳される。古代の多くの学術と同様に,弁論術もまたギリシア文化圏からローマ文化圏へ移植され,その名称は〈オラトリアoratoria〉と訳された。…

※「雄弁術」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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