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電子楽器 デンシガッキ

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デジタル大辞泉の解説

でんし‐がっき〔‐ガクキ〕【電子楽器】

音源に機械的な振動部分をもたないで、電子回路による発振音を用いる楽器。電子オルガンシンセサイザーなど。

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世界大百科事典 第2版の解説

でんしがっき【電子楽器 electronic musical instruments】

電気楽器のうち発振を電子回路で行う種類の楽器。1920年にロシアテレミンLéon Thérémine(1896‐ )がうなり発振器を用い,アンテナに手を近づけると音の高さが変化する楽器〈テレミン〉を造ったのが最初。26年に,ドイツのマーゲルJörg Mager(1880‐1939)は同じくうなり発振器を用い,周波数制御ダイヤルを用いる〈スフェロホンSphaerophon〉を考案した。28年には,リボン押さえる位置で周波数が変化する〈ヘレルツィオンHellertion〉が2人のドイツ人(ヘルベルガーB.HelbergerとレルテスP.Lertes。

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大辞林 第三版の解説

でんしがっき【電子楽器】

電子発振による振動を音源とする楽器。シンセサイザーなど。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

電子楽器
でんしがっき
electronic instruments

真空管やトランジスタの電気発振をもとにして音をつくる楽器の総称。一般には、電気ギターエレキ・ギター)など在来の楽器と同じ原理で生じる振動を電気的に処理する楽器は含まれない。
 世界最初の電子楽器は、ケーヒルThaddeus Cahill(1867―1934)がつくったテルハーモニウムtelharmoniumである。これは1906年にニューヨークで公開されたが、総重量200トンという巨大なものであった。音を電気的に得ることに関する多くの問題を解決し、また今日の電子楽器の基本的要素はほとんどすべて盛り込んだ画期的なものであったが、実用には至らなかった。1920年にはソ連で、音響物理学者テルミンLev S. Theremin(1896―1993)による楽器が公開され、やがてアメリカに紹介された。数人の作曲家がこの楽器のために曲を書いている。これは、2本のアンテナの間や上で演奏者が手を動かすことによって演奏され、製作者の名をとってテルミンとよばれた。これよりも成功したのが、フランスのマルトノMaurice Martenot(1898―1980)が1922年に特許をとったオンド・マルトノである。これは、5オクターブにわたる鍵盤(けんばん)のあるスピネット(チェンバロの一種)に似た楽器で、鍵盤の手前にはグリッサンド用のリボンがある。オネゲル、メシアン、ジョリベなど、この楽器のために作曲した人は多い。さらに1930年代にはドイツのトラウトバインFreidrich Adolf Trautwein(1888―1956)がトラウトニウムtrautoniumを発明し、50年代までこの楽器を用いた曲が書かれ続けた。そして、トランジスタや集積回路などの技術の進歩に伴って、今日のさまざまなシンセサイザーに至っている。[卜田隆嗣]
『竹内正美著『テルミン――エーテル音楽と20世紀ロシアを生きた男』(2000・岳陽舎)』

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世界大百科事典内の電子楽器の言及

【電気楽器】より

…(3)発振も電子回路で行い,種々の効果を電子回路で付加しているもの。他の電気楽器と区別して〈電子楽器〉とも呼ばれる。〈テレミン〉(1920),〈オンド・マルトノ〉(1928)が古い。…

※「電子楽器」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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