非決定論(読み)ヒケッテイロン(その他表記)indeterminism

翻訳|indeterminism

精選版 日本国語大辞典 「非決定論」の意味・読み・例文・類語

ひけってい‐ろん【非決定論】

  1. 〘 名詞 〙 ( [ドイツ語] Indeterminismus の訳語 ) 人間の心の動きを、心理的・物理的原因によって説明しきることはできないという説。また、人間の意志は、他のいかなる原因によっても決定されることなく、自分自身で独立行動動機を決定するという説。自由意志論。
    1. [初出の実例]「非決定論の自由は意欲が因果律に従ふことを拒むものである」(出典:学生と教養(1936)〈鈴木利貞編〉教養と倫理学〈倉田百三〉五)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「非決定論」の意味・わかりやすい解説

非決定論
ひけっていろん
indeterminism

状態や結果の因果論的決定を認めない立場決定論に対する語 (→因果性 ) 。 (1) 絶対的非決定論 神や人間の意志の自由を認めるもの。ドゥンス・スコツスの神の自由,エラスムスの非予定説,カントの先験的自由など。 (2) 心理学的非決定論 人間の行為の自由,外的条件の制約を受けない意志の自己決定力を認めるもの。 W.ジェームズ,F.シラー,E.ブートルーなど。 (3) 量子力学における不確定性原理

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